【天災料理人の歴史】
- 人生七転八倒九死に一勝
1923年(大正2年)
祖父 夛市(初代)が修行先の東京で関東大震災に遭い福井に戻る。
1934年(昭和9年)
洋食「あまから」を創業
1945年(昭和20年)
7月19日 福井空襲により店舗全焼(初代、2代目)
1948年(昭和23年)
6月28日 福井地震(M7.1)により店舗倒壊(初代、2代目)
7月25日 福井水害により店舗被害(初代、2代目)
1963年(昭和38年)
1月31日 三八豪雪、福井市213cm 観測史上最高の積雪(初代、2代目)
6月 3代目誕生
1989年(平成元年)
3代目、有限会社あまからの社長就任
その年の出来事、昭和天皇崩御、バブル崩壊、消費税3%導入、波乱の幕開け。
1993年(平成5年)
初代 夛市、亡くなる
1995年(平成7年)
1月17日 阪神・淡路大震災
6月 3代目交通事故で一か月入院。お店も2か月休業
1997年(平成9年)
消費税が5%に増税され、売り上げが大幅ダウン
2003年(平成15年)
レストランで評判になっていた和風ドレッシングを「目玉焼き専用ドレッシング」として
商品開発。福井県が主催するビジネスプランコンテストで「フロンティア賞」をいただき、一日2,000本の生産を可能とするドレッシング工房を設立。全国のマスメディアより多くの取材を受ける。(2年間で100件以上)
2004年(平成16年)
7月18日 200年に一度といわれる福井豪雨が発生し自宅が半壊、ドレッシング工房が全壊する。新たな借金が増え個人負債が2倍になる。(現在工房は閉鎖)
2008年(平成20年)
「お寿司専用調味料【紫水塩】を開発する。
2009年(平成21年)
福井市主催の福井ビジネスプランコンテスト2009にて【紫水塩】が準グランプリを受賞するが、資金不足で事業が失敗する
2010年(平成22年)
ポリマージェルを使わない純水で作った環境型保冷剤「アースクール」を考案し、福井市主催の福井ビジネスプランコンテスト2010で発表するが認められず落選し開発を断念。
※3年後、コンセプトが全く同じ商品が開発され、現在全国の百貨店、スーパーで取り扱われている。
2011年(平成23年)
福井県産の御料玉ねぎを使った【白いとんかつソース】を開発し、ファンド資金を得て
3月1日より全国販売を行うが、10日後の3月11日に起こった1000年に一度といわれ
る東日本大震災による混乱で事業がとん挫する。
2014年(平成26年)
簡易吐しゃ物処理セット【ノンパニック】を開発
当時ケミカルメーカーが販売していた嘔吐物処理キットは1セット3,000円と高価だったため、汎用品を用い簡易な吐しゃ物処理セット商品を開発し1セット500円という低価格で販売したところ反響を呼び売り上げを伸ばしたが、業界が800~1,000円まで値下げを行い価格破壊が起こり価格競争が始まったが、消費税が8%に増税され利益が無くなり撤退する。
9月 トヨタ自動車の豊田章男社長(現会長)が発起人となり福井県から丼を発信し福井県のアピールするプロジェクトの実行委員会長に任命される。
10月 第1回福井商工会議所チャレンジ企業として表彰される
※6,300社中10社
2017年(平成29年)
2月「使い捨てのおかもち」を開発し福井ビジネスプランコンテスト2017に応募し、長年の悲願だった最優秀グランプリを獲得する。
5月「使い捨てのおかもち」を自力で特許を審査請求し登録査定を受け特許を取得する。
特許第6143006号
10月 第2回福井商工会議所チャレンジ企業として2度目の表彰 2回受賞は当社を含め3社のみ ※6,300社中10社 2回受賞は当社を含め3社のみ
2018年(平成30年)
6月 使い捨てのおかもちを「OKAMOCHI」と改名しシリーズ化を図るため商標申請を行い取得する。
商標登録6047547号
※37年ぶりに最深積雪が130cmを超える大雪に遭う。
2019年(令和元年)
日本財団CHANGE FOR THE BLUE海の未来を変える挑戦と理念に感動し
飲食から海洋ごみ問題を解決するために福丼県プロジェクトとして行動を開始する
8月 (株)折兼と特許使用実施権を結び全国販売を開始する。
11月 「福丼県フェスin9.98スタジアム」を開催 5,000人を集客する
OKAMOCHIを使用した福井発オールプラスチックフリーの食イベントを開催
2020年(令和2年)
1月 日本で初のコロナ感染者が確認される
4月7日~緊急事態宣言が発令され長期間の休業を余儀なくされる。
6月 プラスチック素材を使わない環境対応型テイクアウト容器を開発し特許を取得。
多段式容器OKAMOCHI 特許第6721193号
9月 「2020年福丼県フェス」リターンズinハピリンを開催
第2回オールプラスチックフリーの食イベントを開催 10,800人を集客する
NEXT DONBURI CONTESTを開催。259作品の応募
10月 父(2代目)が亡くなる
2021年(令和3年)
5月「福丼県フェスin産業会館」を開催
第3回オールプラスチックフリーの食イベントを開催 15,000人を集客する
「OKAMOCHIデザインコンテスト」を開催 661作品の応募
2022年(令和4年)
5月「福丼県フェス2022in産業会館」を開催
第3回オールプラスチックフリーの食イベントを開催 8,500人を集客する
「福丼県オリジナル食べられる器」を開発しイベントで提供する
2023年(令和5年)
4月 活動の範囲を日本中に広げるため、福丼県プロジェクトが一般社団法人となり
代表理事に選出される
5月22日 新型コロナが「第5類」に移行しアフターコロナとなる
3年間OKAMOCHIの販路開拓が行えず、コロナ禍で十分な治療が受けられず父が亡くなり、夫婦2人での営業で3年間を乗り切り、売り上げも半減し、
満身創痍の状態から新たな再出発を開始。
6月 「福丼県フェス2023inハピリン」を開催 11,000人を集客
第4回オールプラスチックフリーの食イベントを開催
海の邪魔藻と言われるアカモクを丼の材料として活用する「アカモク丼コンテスト」を開催。グランプリになった「食べるアカモクラー油」が福井市のふるさと納税商品として発売されることが決定する。